お気楽読書日記:5月

作成 工藤龍大


5月

5月11日

土曜日に「仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」を見る。
新宿バルト9はなかなかよかった。
それにしても入り口は混む。PCで予約していってよかった。
「相棒 劇場版」はここでみるかどうかは検討中。
たぶん別のところにするだろう。

映画のストーリーは、TV版よりも単純というか、はっきりいって「おバカ」。
もちろん見に行った「大きなお友だち」はそんなのは百も承知だ。
ひごろの憂さがはれるぞ、きっと。

ただファンガイアの造形が一体だけで、イマジンも焼き直しだ。
ちょっと手を抜きすぎではないか、東映は。

撮影時点の大人の都合だろうが、渡や静香のキャラが立っている現在からみるとキバの部分は物足りない。
キバと電王が並んだシーンでは、だれがスーツアクターしたのか気になる。
まさか、高岩成二さんの二役はないだろう。

調べてみたら、ネガタロスはやっぱり岡元治郎さんだ!
なんとゼロノスの伊藤慎(まこと)さんは、これがスーツアクターとしては最後の仕事だった。
響鬼の美尻ラインはもうみられないのか。(意味不明!?)

結局、二大ライダーの同時出演バージョンのスーツアクターは分からない。
オートバイ特攻のシーンをのぞけば、高岩さんが両方やっても不思議はないんだが。。。。。
ひまなことを考えてしまった。

往復の電車で『おちおち死んでられまへん―斬られ役ハリウッドへ行く』(福本 清三, 小田 豊二 )を読む。
誰でも顔を知っているけれど、長いこと名前が知られていなかった「日本一の斬られ役」福本清三さん。
過剰に謙虚な口調に加え、今回はひねりのきいたトークが爆発。
「しょーもない」が口癖の福本さんのトークは笑える。

ただし、聞き手小田豊二の隠し球には要注意だ。
泣かせどころが二つしかけてあって、おもわず電車で涙をこぼしてしまった。

本のスチールをみると、福本さんはダンディで姿がいい。
用心棒の素浪人姿ばかりが印象的だが、人相の悪さをさっぴくと、か〜なり(©ゼロノス)格好いい。

福本さんをささえた「妙に明るい妻と呑気な息子と娘」は、きっとそんな夫と父が自慢なんだろな。



いい年して特撮やアニメが好きなのは、昔はスタントと呼ばれた「中の人」(スーツアクター)や、声優さんたちの仕事ぶりに「漢」を感じているからでもある。(女の人もいるけれど。)
ショッカーの戦闘員だった大野剣友会の人たちには、名前も知らない頃から感動していた。

いまでは、往事のことがかなり分かってきて、古いビデオをみると、中の人は誰で、戦闘員はだれか区別できる。

それがあるから、今も特撮、アニメ好きなんだと思う。

「どこかで誰かが見ていてくれる」ってのは、まさにその通り。
名言である!

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