今月は激務だった。 帰宅はほぼ11時すぎ。 目が疲れて読書どころではない。 ただし、仕事での読書は欠かせない。 いきおい読書日記で書ける内容が薄くなった。 目下読んでいる本は下記のとおり。 『OS自作入門』(河合秀美) 『CPUの創りかた』(渡波郁) 『英文ライティング70の鉄則』(中村哲三) ほとんど技術関係、英文ライティングの参考書だ。 今週は、このほかに下記の本も読んだ。 『のるかそるか』(津本陽) 『 へなちょこ探検隊―屋久島へ行ってきました』(銀色夏生) やっと普通の本が読めるようになってきた。 詳細はまた別の機会に書きます。 |
立て続けに銀色夏生を読んだ。 『へなちょこ探検隊―屋久島へ行ってきました』(銀色夏生) 『セドナへのスピリチュアルな旅』(銀色夏生) 写真とエッセイが半分ずつとamazonの書評にあるとおり、かなりゆる〜い本。 「こんな本を読みたいあんたって、よっぽど癒されたいのね」という作者の笑い声が聞こえてきそう。 まったくご指摘のとおり、癒されたかった。。。。。 屋久島にいって、スピリチュアルなものを感じたようでいながら、実際に文章に書き込んではいない。 このあたりのバランス感覚が、この作者の真骨頂とみた。 いまはインディアンと呼んではいけない「ネイティブ アメリカン」の聖地が、セドナ。 相川七瀬という有名歌手(わたしはよく知りません)が本を書いて紹介した。 作者と編集者二人組が聖地のヒーラー(癒し手)たちに取材兼ヒーリングを受けるのだが、ほとんどスピリチュアルという言葉からイメージするものはない。 むしろ長年の銀色ファンで、「あまりにもスピリチュアル」という理由で離婚された現地の日本人通訳(女性)のほうがいけている(逝っている?)感じがして好ましい。 やっぱりプロの文筆業者には、ヒーリングだのスピリチュアルだのはむかないなと思う。 中途半端だと、見苦しい。 しかし、このくらいでないと、一般読者にはどん引きされる。 「いったい、どうせいちゅうんじゃ」というスピリチュアルな素質のあるライター(たとえば、現地通訳嬢のようなタイプ)という悲鳴がきこえる。 どん引きされても、わかる人だけでいいというスタンスは、商業出版のビジネスにははずれるけれど大切だと思う。 まあ商業出版そのものが半端なゆるさで根絶の危機にある今だからこそ、「いっそ、やっておしまい」という潔さが大事だ。 中途半端はいちばんいけない。 |
© 工藤龍大