お気楽読書日記: 9月

作成 工藤龍大

日記目次へ戻る | ホームへ戻る

9月

9月30日(その二)

古本屋でヘンな本を買いました。
しかも、いい買い物でした。

その本の値段がすごい。
50円ですよ、50円。
しかも、ハードカバーで……(笑)

よっぽど読む人がいないのでしょうね、きっと。

わたしだって、一冊100円だったら、買ったかどうか。
それほどの本であります。

でも、これが出たときはベストセラーだったんですよ、いちおう。

ちょうど梅原猛さんが万葉詩人・柿本人麻呂は暗殺されたという本で有名になったときでした。
聖徳太子が怨霊だったとかいう話もありました。

そうです。
「人麻呂の暗号」(新潮社)という「とんでも本」であります。
万葉集が朝鮮語で書かれていて、しかも暗号だったという天下の怪説です。

カルチャーのお勉強が大好きな女性たちが、「藤村由加」という若いギャルのペンネームで書いたとゆー。

ちょっとのぞいたけれど、やっぱり適正価格50円ですね、これ。

あともう一冊は、イ・ヨンヒという女流作家の書いた「もう一つの万葉集」(文芸春秋社)
こちらも万葉集が全部朝鮮語で書かれていて、しかもその内容は「お下劣・ハードポルノ」だったとゆー。
こっちは適正価格5円かもしれない。(笑)

わたしは、これでもハングル(朝鮮語)を独学したいと思うほど、あの国の文化に興味がある人なのですが、これらはいただけません。

ただ「『とんでも本』が好き!」というのも、いつわらざる本音です。

天下の新潮社と文芸春秋社が出した怪書でたっぷり笑かしていただきます。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月30日

昨日、予告しておいたユーゴ情勢のニュース読みですが、あんまり新しいことはなかったです。

軍隊の給料が滞っていて、下級兵士たちが現政権に不満を持っているとか。
野党が共闘を申し入れた軍上層部が、会見を拒否したとか。
そんな日本の新聞に載っている情報ばかりでした!(笑)

そもそも、情報元のロイターがそんな情報しか流していない!
Yahoo!のニュースを見たら、情報源はほとんどロイターです。
こんな結果になるのは、あたりまえといえば当たり前。

ちょっと残念でした!
明日からの、国民的なストで勝負は決まるというところで、軍も野党も様子見しているだけです。

それにしても、Yahoo!USAはどういう仕掛けなのか、画面を保存して読めませんね。
ページを読むためには、そのつどダイアルアップ接続しなけりゃならない。
どうやっているのか、気になりますね。WEBマスターとしては……(苦笑)
アクセス数を増やす陰謀でしょうか?
このテクが分かれば、弱小WEBマスターはすぐ真似るでしょうけれど、そんなことをしたら、かえって読者が来てくれなくなる。
やっぱり、知らんほうがいいですね。(笑)

ところで、エルサレムの方は激動してます。
なんでも10月1日は、ユダヤ教の新年のはじめにあたるとか。
「元旦」とはまさか言わないだろうけれど。

これまででパレスティナ人16名死亡、数百人が負傷となっています。
犠牲者のなかには救急車の乗務員や、12歳の少年まで含まれている。

アラファト議長やバラク首相が、今夜会見して事態の打開策を図るそうですが。
どうなるか。きびしいものがありますね。

今回の騒動は、イスラエルの極右派リクード党のアリエル・シャロン党首が28日(木曜日)に、イスラムのモスクに無理やり押しかけたことが原因です。
ただこのシャロン党首は、責任はパレスティナ人にあると云っていますが。

シドニー・オリンピックは今日で終わりですが、地球の裏側では銃弾がとびかう事態が続いている。
「これが20世紀!」
だとしたら、哀しいものがあります。

わたしは古代ギリシア・マニアなので、ついあの時代のオリンピックを連想してしまいます。
オリンピック開催の時期は、どこの国でも戦争はしないのがギリシア世界のルールでした。
蛮行の20世紀は、古代ギリシアの時代よりも、道義的には退歩している!
などと考えるのは、古代史マニアのたわごとなんでしょうけれど。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月29日(その二)

史料をあさりに図書館へ出かけたら、更新しそびれてしまいまいた。
やっぱり、古文漢文はいいですわ。
読みすぎると、あたまがくらくらします。
そこがたまらない……って、なにかアブナくなっていますね。
思いっきり、古文漢文の世界にひたったのでハイになっています。

ところで、中東と東欧がさわがしい今日このごろです。
ユーゴの独裁者スロボダン・ミロシェビッチの延命戦術が失敗して、いま野党が勝利宣言してストライキに突入。
これから、どうなるのか。
元ハンガリー帝国だったユーゴスラヴィア連邦の今後が気になったので、英語メディアをいろいろ探しました。
たよりになるのは、「ニューヨーク・タイムズ」と「ヤフーUSA」ですね。
いませっせと英文ニュースを読んでいるところです。
ヤフーでは、いままでのニュースをまとめた膨大な量の情報があります。
「ニューヨーク・タイムズ」の過去記事を検索できる。
正直いって、まだ読みきれていません。
プロのインターネット・ジャーナリストというわけでもないので、ぼちぼちと読んでみようと思います。

ところで、エルサレムの武力衝突も気になりますね。
いちおう中東ファンなので。

MSNで記事を書いている畑仲哲雄さんというライターさんがいます。この方のサイトに世界の無料ニュース・サイトの一覧があります。
URLは(http://www.ingnet.or.jp/~press/news_w.htm)。
イスラム圏や、イスラエルのオンライン新聞もあるというスグレモノ。

ここをのぞいてみるのも、なかなか面白いですよ。
ただし、ほとんど英語だったり、なかには現地語もあるようですけれど。

ニュース記事を読んだ感想は、あすの読書日記で。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月29日

シドニー・オリンピックは見ないっと言っているのに、シンクロなんか見ています。
決勝の「火の鳥」は感動的でした!
シンクロをみて、じんわり涙が出そうになるなんて想像もしていなかったことが起こりました。
じーんときたけれど、その反面で審判に「これがわかるかな?」と気にもなりました。
一位のロシアが、古典バレーの様式美を取り入れ完成させたヨーロピアン調ですからね、審査国をみると、ほとんどヨーロッパ文化圏またはその分家みたいなとこばかり。
わからなくても仕方がない。
勝手に、そう覚悟していました。(笑)

芸術点で四人の審判が10点満点だったときには、驚きました。
「人類である以上、文化をこえて美は通じるものなんだ!」 と、独善的アジア至上主義を反省させられました。

それにしても、新体操の日本チームの「御所車スペシャル」には笑えた。
ここ一、二年ほど平安・鎌倉の古典を読み漁っているけれど、まわりの人と話が合わないことがはなはだしい。
古典の授業はいったいどうなってんの!
と云いたいけれど、よく考えたら、わたしのまわりは教育機関から解放されてかるーく十年は経っている人ばかり。高校時代にちょっとかじった古典を覚えていろという方が無理ですな。

そこへ「御所車」!
おせっかいな心配をしてしまったのは、そのせいです。

「網代車」「唐車」「半蔀車」なんて牛車の種類を勉強してしまうと、かえって「御所車」という単純な言葉のポピュラリティを忘れてしまう。
わたしもりっぱな利口バカですは!(泣)

それにしても、手塚治虫原作の「火の鳥」を読んだはずもない審判まで感動させる力って、なんなんでしょうね。
単純にジャパネスク・テーストが受けたとは思えない。

新体操もそうだったけれど、静と動の絶妙なバランスがわたしたち日本人の深い情動を揺り動かすことは間違いようです。
これに比べると、古典バレーを基本にする文化圏の演舞はひたすら動。スピードの緩急はあっても、緊張を孕んだ静止の美はありません。
「間」がないと、日本人は美を感じない。でも、それが理解できない文化圏の人もいる。
シンクロが、その壁を破ったことは間違いありません。

「大衆レベルで世界の美意識をジャパニーズ・カルチャーが変えた」 と言うほどの大事件なのかもしれませんね。
今回のシンクロナイズド・スイミングの快挙は。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月28日(その二)

読書日記です。
ようやく「平治物語」を読み終わりました。

これは、1159年の「平治の乱」を題材にした軍記物。
1156年の「保元の乱」を題材にした「保元物語」については、以前にもこの読書日記で書いたことがあります。

とにかく、これで「将門記」「保元物語」「平治物語」「平家物語」という軍記物の大物はクリアした!
と、ささやかながら、達成感にひたっています。

歴史の面白さは、史料を読むことに尽きますね。
概説書はすぐに飽きるし、論文を読んでも生き生きした人間が見えてこない。
「軍記物なんて史料になるか!」という声もありましょうが、鎌倉幕府の正史「吾妻鏡」(東鑑とも書きます)が「平家物語」を初めとする語り物や、貴族の日記(九条兼実の『玉葉』や藤原定家の『明月記』)を下敷きにしていることは、いまや常識です。
「吾妻鏡」を読むくらいなら、軍記物のほうが史料価値は高いといえます。

ところで、「平治物語」はヒーロー不在の戦記です。
「保元物語」は、鎮西八郎為朝という超人的ヒーローの物語でした。
それに対して、「平治物語」にはそういう超人は登場しない。

語りが「保元の乱」という時間をこえて、いっきに頼朝の旗揚げまでとんでいるせいもあって、「平家物語」の因縁話と読めないこともない。
それだけ時代が進んでいるから、為朝が弓矢で軍船を沈めたような荒唐無稽な話は受け入れられなかったのでしょう。
代わりに、牛若丸とその母常磐(『平治物語』では常葉)のエピソードや、風見鳥のように裏切りを重ねた武士たちの末路を説く因果応報の物語が多い。
なかでも、主人・源義朝を裏切った長田忠致(ただむね)父子の最期は悲惨です。

長田忠致は、合戦に破れて自分たちを頼ってきた義朝主従を風呂場でだまし討ちにした人物。しかも、義朝の乳母子・鎌田政家はその女婿だったにもかかわらず、これを斬り殺した。
娘はそれを悲しんで、夫の刃で自害しました。

義朝と政家の首を持参して恩賞を願ったのですが、高望みをしてもらった恩賞に不服を訴える。すると、この裏切り者にいい感情を持っていない平清盛・重盛父子が討とうとしたので、恩賞を捨ててあわてて郷里に逃げ帰る。
その後、頼朝が旗揚げして平家が落ち目になると、頼朝の軍へ参陣して懸命に働きました。
いろいろ武功もあげたので許されたものと安心していたのですが、一の谷の戦が終わると、はりつけにされて刑死します。
それもただのはりつけではなく、はりつけの格好で地面に横たえられる「土八付」(つちはっつけ)という残酷なもの。
長田父子が刑死したのは、亡主・義朝の墓前でした。

働かせるだけ働かせて、始末する頼朝の冷徹さがよくわかるエピソードです。
この人は、政治的理性のかたまりで、自分の旗揚げに協力した豪族たちもたいしても恩を感じることなく、次々と抹殺していきました。
長田も、まさかそれほどの相手とは思わなかったところが甘かった。
裏切りは一度だけしか許されず、しかも報酬はせいぜいおのれの生命乞い程度だという冷徹な政治法則を知らなかったからでしょう。

それを配下に思い知らせるためにこそ、清盛も頼朝も長田父子にこのような仕打ちをしたにすぎません。

長田父子は広大な所領を持ち、合戦では勇猛果敢な武将でした。
頭脳もきれた優秀な人間ではあったが、人間心理の洞察に失敗した。
「信用」というのは人の心を洞察する名人でなければ、保つことはできないようです。

おのれの才知を誇り、世の中を嘗めているようでは、とてもじゃないが、あぶなくていけない。
くれぐれもご用心を。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月28日

オリンピックに車椅子レースがあったとは知らなかった。
ニュースを見て驚きました。

しかも、銀メダリストが長野のパラリンピックの四つの金を取った女性とは。
夏冬両方に出るなんて、女子スピードスケート選手だけかと思ったら、こんなとこにもいたんですね。

しかし、なんでパラリンピックがあるのに、オリンピックの公開競技で車椅子レースがあるんだろう?
素直に銀メダルをお祝いすればいいのに、なぜか気になります。

新聞をみたら、パラリンピックを宣伝するためなんだそうですね。
結局はパラリンピックの売上をあげるためだったのか。
なっとくしました。

身もふたもないことをいえば、スポーツ・ビジネスの市場を、ハンディキャップのある人々にも広げようという魂胆があるように勘ぐってしまう。
わたしも、疑い深いやつです。(笑)
でも、体育会系の人が、ハンディキャップのおかげで諦めた体力勝負の舞台があるのはいいことです。
なんにせよ、人間が自己実現できる場所をもつのはいい――と、思います。

しかし、いっぽうでルーマニアや中国、ブルガリアみたいな貧しい(旧)社会主義国ばかりがなぜドーピング検査に引っかかるのかという疑問がありますね。
だれでも答えは知っている。
最新のドーピング技術をとりいれる予算がないから――でしょう。

市場経済が導入されたおかげで、かつてのステート・アマが国家から生活保障された代わりに、メダリストが商業資本の広告媒体として富と名誉を獲得できるようになった。
前にも書いたけれど(26日の日記)、南北問題ですね、つまるところは。

余計な心配だけれど、パラリンピックがメディアで大きく取り上げられるようになったら、ドーピング問題は必ず出てくるでしょうね。
グローバル資本主義を甘くみてはいけません。
いまは、選手の持ち出しだから、アマチュアリズムが生きているだけ。
ここまで疑えばきりがありませんが……(−−;

それにしても、ロシアは笑えますね。
「人類最強の男」カレリンの敗因を、プーチン政権に押し付けている。
下院議員になったせいで、練習ができなくて金メダルを取り損ねた……とは。
「議員のくせに、銀メダルをとったのは偉い!」
とは思えないのでしょうか?(大笑)

ゴリラにレスリングを仕込んで闘わせでもしなければ、負けることはないと云われたカレリン選手。
でも、その祖国はゴリラよりも、脳みその足りない連中が大手を振っている。
(あっ、しまった。ゴリラに、失礼なことを口走ってしまった。
高貴な類人猿ゴリラさんたちに申し訳ない。
ごめんなさい、ゴリラさんたち。)

ゴリラと闘うよりも、祖国のサル頭どもと闘うほうが、カレリン選手には大変でしょうね、きっと。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月27日(その二)

本日は眼がすこし草臥れたので、読書はお休みです。
ときどき眼の休養日をつくらないと、しんどいですわ。

業務でモニタ画面を長時間見ているので、たまらんです。

とはいっても、活字をみないと生きている気がしないビョーキです。
なんか、眺めようと思って、「万葉集事典」(中西進)という本を引っ張り出しました。
文庫版なので、いまどきの国産ミステリと比べたら、それほど厚くは感じません。
ただ字がちょっと小さいですね。

これに載っている万葉集に登場する「動物一覧」と「植物一覧」というのがいい。
絵がついていれば、もっと楽しいですが、動物についてはありふれたものが多いのでいまさら、という気もします。
幼稚園児じゃあるまいし、シカやトラの絵があっても喜ぶ人はまずいない。(笑)

「しし」という言葉もあるけれど、これはライオンという意味ではなく、「狩猟獣の総称」とあります。仏典の知識が普及しないと、獅子なんて単語はわからなかったのでしょう。
そのかわり、朝鮮半島や中国にいた虎はちゃんと万葉集にも歌いこまれている。生きたのは見たことがないけれど、敷き皮は輸入されていたのです。
しかし「日本にはいない」と真面目くさって書かなくてもいいんじゃないかなと、思わず説明を読んで笑いました。

「みやこどり」なんてのも、万葉の頃からあったんですね。
これは「ユリカモメ」のことだそうです。
埼玉県の河川では、東京湾から遡上してくるらしいので、ときどき見かけます。

そういえば、犬とねずみは万葉集に載っているけれど、ネコはいない。
万葉の頃にはまだネコは渡来していないようですね。

しかし、犬は「マ」と呼んだとありますが、どういう意味なんでしょうか。
いまでいえば、「ポチ」とでも……?

おっと、いけない。
こんなにうだうだ書いていたら、眼の休養にはならなかった。(笑)
明日はきちんと読書日記を書きたい……と思います。

先頭に戻る | 目次に戻る | 次の日記

9月27日

マイクロソフトの電子書籍仕様<eBOOK>に準拠した液晶ビューワが、東芝から来月発売になるそうですね。
ただし、企業用で店頭販売は2001年以降だとか。

サイズはペーバーバックと同じで、厚さは5.7ミリ。
本並に、一画面で一ページを表示できるのが凄い。

表示色が26万色となっているので、写真集や図鑑みたいのにも対応できます。
「グラビア印刷」のレベルはかるくクリアできるのが売りです。

ただし、価格は10万円。たぶん、どんどん易くなって、来年あたりには実売はPDA並になるんじゃないでしょうか。

インターネットで作品を発表しようなんてことをちらっとでも考えると、電子書籍関連のニュースは気になります。
紙の本はどうも先行きが暗い。 プロ・アマを問わず、ものを書く人なら、よほど鈍感な人でなければ、だれしもそう思っています。
ただ電子書籍の泣き所は、画面の品質。本と違って、ディスプレイはやたらと眼が疲れます。眼がしょぼしょぼするほど、本を読むのはなかなか重労働ですが、ディスプレイは1時間も根を詰めればすぐですから。

いまのところ、文字メッセージを読むについては紙媒体に優るものはありませんね。
ただし、その紙媒体は繰り返しになりますが、もう先がない。

市場の問題でいえば、デジタルで文字を扱うことにいまだに違和感を持つような人は、まず活字本だって読みませんからね。
それに、消費者の嗜好も、工業偏重・大量生産の大衆社会と違って高度情報化・分衆化してますから、マス・メディアの強みが発揮できない。紙媒体に頼っていると、利益が出ない。おかげで、売れ筋の本しか出ないから、本好きは 古書店へ走ってしまう。(笑)

流行の本なら、ブック・オフの100円コーナーですます。さもなければ、図書館。
人と話をあわせるためだけの本には、できるだけ金を使いたくない……なんて。(苦笑)

そういう問題を一気に解決してくれそうな予感が電子書籍にはあります。
版権のきれた本なら、勝手に入力してネットで発表する手だってある。
出版社には腹がたつだろうけれど、著者にすれば、自分の本を読み継いでくれるなら文句はないと思います。

作者の著作権は尊重しなければ、いけないのは当然ですが、メディアが資本のある出版社に限られているおかげで良い本が手に入らないほうがもっと問題ではありませんか。

電子書籍のファイル形式のフォーマットが統一されて、高画質ビューワが登場したら、紙の本と電子書籍の比率は逆転するでしょうね。
いま、グーテンベルグ以来の大変革に立ち会っているわけです、わたしたちは。
わくわくしますね、ほんと。

先頭に戻る | 目次に戻る | 昨日の日記 | 次の日記




© 工藤龍大