親友S君が急死したことを奥さんの電話で知る。 友人たちに連絡を取り、高校の同期生メーリングリストに情報を流す。 S君宅に行き、棺の中の遺体と対面する。 涙はまるででない。 3時間ほどお邪魔して帰る。お暇するときに、突然涙が溢れ出した。 亡くしたものははかりしれない。 お通夜は26日、告別式は27日だった。 (これは備忘録として、5月8日に執筆。) |
今日は近所の黒目川沿いの桜を自転車散歩しながらみてきました。 すでに葉桜になりかけていました。 ただし川沿いにある大円寺という由緒あるお寺の桜はみごとでした。 ここは七福神参りで有名なところだそうです。 今日もぼんやり「子産」(宮城谷昌光)、「基礎ギリシア語文法」(高津春繁)、「CDエクスプレス 古典ギリシア語」(荒木英世)をぼんやり眺めている程度。 わが知的生活は存続の危機にあります。 |
二週間分くらいの疲れがたまって、読書どころじゃない! 昼間横になっていても、焦ってしまって眠れないし、疲れもとれない。 この状況はまずいんじゃないかと思いつつ、ぼんやり日々暮らしている。 「待ちのテツガク」に徹すると決めているので、生活の流れが変わるまで、とにかくしのいでみようと思います。 焦ってみても、だめなときはだめ。あえて耐えるのも勇気じゃないかと、自分にいい聞かせています。 ところで、ちょっと嬉しい本を手に入れました。 文庫版で復刻された『宇宙船レッドシャーク』(横山光輝)です。 わたしと同じ年で、このマンガを知っている人はまずいないんじゃないだろうか。 なにせ昭和40年から2年間だけ雑誌「少年ブック」に連載されたSFマンガです。 その後、単行本にはなっていないような気がします。 (少なくとも、わたしは見た記憶がない......) レトロなペンシル型ロケットで宇宙探検する話が気に入って、なんとか読みたいと思っていたのですが、その夢は小学校いらいかないませんでした。 不惑をすぎてから、再会できるなんて、夢みたいです!(笑) ストーリーはうろ覚えだったものとはまるで違っていました。 コアなSFファンなら、元ネタがすぐに分かってしまうストーリーです。 たとえば、例の「エーリアン」がぱくったとされる宇宙船ビーグル号のスペース・モンスター。光瀬龍のスペースマンものにあったようなお話とか。 ただし、天性のストーリーテラー横山光輝にかかると、元ネタ探しがばからしいくらい娯楽性の高い「作品」になっています。 これをばくりというのは間違いでしょうね。 自分で書いていて、こんなこともいうのも矛盾していますが。 手塚治虫だって、石ノ森章太郎だって、SFの古典を換骨奪胎して名作を書いていますからね。 『宇宙船レッドシャーク』の帯には、マンガ版の『ジャイアント・ロボ』復刻の広告もありました。 マンガ版の『ジャイアント・ロボ』は、小沢さとるとの共著だったせいもあり、生前の横山は単行本化を断っていたそうです。 雑誌掲載時(少年サンデーだったかな?)に楽しみにして読んでいたので、こちらの復刻も楽しみです。 たぶん、わたしが記憶しているのとはストーリーはまるで違うだろうから、楽しみは二倍になりそうです。 |
ローマ法王が亡くなりました。 2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)だそうです。 78年に選出されたというから、ずいぶん長い間在職でした。 ソ連崩壊を含めて20世紀後半の激動の時代、そして冷戦終結に続く地域紛争、テロの時代を経験した−−歴代法王のなかでも大変な時期を生きた。 そして、ダライ・ラマをはじめ異なる宗教の指導者と対話を繰り返し、非カトリックのキリスト教分派との調和につとめた。 この人は20世紀を代表する偉大な人だったと思います。 カトリックの信者は11億人だとか。 現在の世界人口が65億人だから、ほぼ人類の六分の一が信者という計算です。 ひょっとすると、アフリカや南アメリカから新しい法王が選出されるかもしれません。 今回はヨーロッパ(最有力のイタリアを含めて)出身者だとしても次回、次々回はまちがいなく南アメリカやアフリカ出身者が有力になるでしょう。 個人的にはそうなればいいと思っています。 |
© 工藤龍大